法人口座を開設する時に必要な法人の印鑑
法人口座には代表印を用意しましょう
法人口座を開設するときに、様々な書類の他に法人の印鑑も必要になります。この場合、代表者印でもかまいませんが、できれば会社の銀行印で登録をしておいた方が良いでしょう。なぜ、代表印のほかに銀行印を用意しておいた方が良いか説明しましょう。代表印は、主に会社の代表者が契約書の押印などに使うものです。銀行印は、窓口での手続きなどに使いますが、代表者以外に経理担当者が利用する場合もあります。代表印は会社にとって重要な印鑑なため、持ち出すことはあまりないですが、銀行窓口の手続きに必要な銀行印は、持ち出すこともあります。なので、代表印と別々にしておけば、万が一紛失した場合でも、銀行印を作り直し、届けを出している銀行に紛失届を出すだけで済みます。代表印が紛失したとなれば、印鑑証明から契約書等、数多くの書類の訂正をしなければなりません。
法人銀行印のサイズや形について
法人印鑑の銀行印のサイズは、基本的に代表印と違いが分かるように小さいサイズにする場合が多いです。法人印鑑の印面は、外枠と内枠があり、外枠には会社名を入れます。一般的には、代表印の場合なら、内枠に「代表取締役」という文字を入れ、銀行印の場合なら、「銀行之印」という文字が入ります。銀行印は、代表印を作るときに社印(角印)と一緒につくることが多いです。サイズは3つの印鑑の中で一番小さく、16.5 mm~18.0mmです。大きさの他にも代表印との違いを出すために印鑑を持つ部分を変えておくこともできます。例えば、代表印はひょうたんのようにくびれがある「天丸」、銀行印は円柱の「寸胴」にしておくと見た目ですぐ区別することができます。